ごあいさつ
麻酔科挑戦ブログ→院長ブログ
2025-09-11 15:54:00
No.61 <変わらぬ優しさ、変わらぬ感謝>
先日、産婦人科の研修医時代にお世話になった恩師からお電話をいただきました。
知識や技術面だけでなく、精神面でも支えてくださった大切な先生の一人です。
確認したいことがあるとのことでしたが、その時は別の予定が入っており、
受付に取り次いでいただいたところ、先生は「14時〜14時30分以外なら大丈夫」とのことでした。
用事は14時15分頃に終わり、緊張するなー、何だろうー、怒られるのかなーと不安な気持ちで受付へ向かいました。
受付と相談して、
「14時30分にかけたらギリギリ過ぎるかな、14時40分にしたら遅いかなー、いや、35分かなー」と少し迷っていました。
正解は何でしょうね。少し時間があったので別の打ち合わせをしていたら
14時25分になっていて、危ない危ない、あまり他の打ち合わせをしていると駄目だなと反省しました。
結局14時32分に電話をかけると、話しているうちにすっかり何十年前に戻ったかのような感覚になり、
相変わらず優しい口調にほっとしました。ご相談の内容は無痛分娩についてで、
メールアドレスも再確認(まだ登録が残っていて驚きました)し、その後メールでやり取りを続けています。
外科系の医師には徒弟制的な側面があり、何年経っても、
どのような立場になってもお世話になった先生方への感謝の気持ちは変わりません。
自分が今ここにいるのは間違いなく先生方の存在が大きかったと改めて感じました。
麻酔科医として経験し学んだことをできるかぎりお返ししていきたい──そう強く思い、
心を込めて真摯に対応させていただきました。