ごあいさつ
麻酔科医としての挑戦ブログ(哲弥先生)
no.46<産婦人科診察の痛み>Part1 産科編
痛みを極力減らすように産婦人科医であり
麻酔科医である以上、常日頃考えます。
その中でも、産婦人科診察は誤解されやすいので
私見を書いておきます。
予定では産科編と婦人科編に別れます。
まずは、妊婦健診の時のことです。
私は井出産婦人科に勤務する前はPelvic examinationの中で
(適切な日本語がないので英語で表現しました。内診台にのって診察を受けることです)
重要視していたのは、経膣超音波でした。
理由は痛くないし、情報量が多いと思っていました。
これは産婦人科になったときに教えて頂いた影響があるのかもしれません。
今、思い返せば当時の部長は切迫早産の診断の時に
内診を重要視していて、経膣超音波での頸管長というのを
あまり重要視していませんでした。
一方、医長以下の先生は逆で経膣超音波での
頸管長を重要視していました。部長は考え方が古いとか言われていました。
なので、部長に苦言を言われながらも頸管長が25mmより
短くなったら早産のリスクが増えて、入院なんてことはザラでした。
(後になって、自分の考え方が全く変わるとはこの時は思っていませんでした)
経験からそういうのとは違うと、内診で判断していた歴史が長い?
部長は怒っていましたが、当時のマニュアル本のようなものにも
そういうことが書いてあったので、どうなんだろうと思っていました。
実際に明確に答えを教えてくれる人がいませんでした。
1996年にIamsさんが(知りもしないのに勝手にイアムズ、イアムズといっていましたが)
早産リスクについて、医師ならだれもが知る超一流雑誌
The New England Jounal of Medicineに載ってから頸管長、頸管長と時代が言い出しました。
(それから実際の論文を熟読してあれ?なんか思っていたのといろいろ違うぞと
3-5年後?くらいに強烈に思ったのを記憶しております)
そこで解釈を間違えていた?研修病院先での自分は、
頸管長をもとに、すぐに入院などしてもらっていました。
その後退院して、予定日超下はもちろん、41週以降
陣痛誘発するなどのパターンはそれなりにありました。