ごあいさつ
麻酔科医としての挑戦ブログ(哲弥先生)
no.41 <外回転術:私からの補足> Part2
なんとも信じられなく、痛ましい出来事です。
私や部長がしていたのは、外回転術では決してなかったのですが
誤解されても困るので止めることにしました。
私の場合は、実際の外回転術の際には
脊髄くも膜下麻酔と胸部硬膜外麻酔というのを併用します。
これはいつでも、万が一心拍が回復しないときには
帝王切開できる体制で行うということです。
なおかつ、お腹も硬膜外麻酔単独に比べて
脊髄くも膜下麻酔をかけると腹直筋などが軟らかい。
そのため、無麻酔はおろか、硬膜外単独よりも
断然有利な状況で外回転術を行えます。
万が一、心拍が回復しないときには、
麻酔レベルを硬膜外麻酔からすぐ上げることができるので
数分で娩出可能です。
(もちろん帝王切開の準備をしておいり、医師にも待機してもらって行っております)
なので安心して受けていただけます。
詳細は<国立成育医療研究センター 骨盤位外来>というのを
参考にしていただければ、だいたい内容は同じかと思います。
またこれらは、私が麻酔科標榜医で自信をもって
麻酔を提供できるというのが大きいと思っております。
大きく違う点としては原則
37週以降に行うこと(35-36wで出生されても当院でも対応できるのですが、、
統計的に優位な差がないのであれば37w以降の方がいいと自分は考えます)
回転しない場合は、そのまま緊急帝王切開術を受けて頂くことです。
あとは、外回転術後は胎児心拍連続モニタリングというのを行い
胎盤早期剥離を疑う所見がないか、
翌日までつけて、診察を受けて頂き
超音波で胎盤肥厚の所見がないか
確認してから帰っていただいております。
現在は、当院出産予定で骨盤位で経腟分娩を
強く希望されている妊婦様に関してのみ
対応させて頂いております。
胎盤の位置や羊水の量、
臍帯の位置によってはお断りさせて頂く場合がございます。