ごあいさつ

麻酔科医としての挑戦ブログ(哲弥先生)

2025-02-15 14:11:00

no.41 <外回転術:私からの補足> Part2

なんとも信じられなく、痛ましい出来事です。

私や部長がしていたのは、外回転術では決してなかったのですが

誤解されても困るので止めることにしました。

 

私の場合は、実際の外回転術の際には

脊髄くも膜下麻酔と胸部硬膜外麻酔というのを併用します。

 

これはいつでも、万が一心拍が回復しないときには

帝王切開できる体制で行うということです。

なおかつ、お腹も硬膜外麻酔単独に比べて

脊髄くも膜下麻酔をかけると腹直筋などが軟らかい。

そのため、無麻酔はおろか、硬膜外単独よりも

断然有利な状況で外回転術を行えます。

万が一、心拍が回復しないときには、

麻酔レベルを硬膜外麻酔からすぐ上げることができるので

数分で娩出可能です。

(もちろん帝王切開の準備をしておいり、医師にも待機してもらって行っております)

 

なので安心して受けていただけます。

詳細は<国立成育医療研究センター 骨盤位外来>というのを

参考にしていただければ、だいたい内容は同じかと思います。

 

またこれらは、私が麻酔科標榜医で自信をもって

麻酔を提供できるというのが大きいと思っております。

 

大きく違う点としては原則

37週以降に行うこと(35-36wで出生されても当院でも対応できるのですが、、

統計的に優位な差がないのであれば37w以降の方がいいと自分は考えます)

 

回転しない場合は、そのまま緊急帝王切開術を受けて頂くことです。
あとは、外回転術後は胎児心拍連続モニタリングというのを行い

胎盤早期剥離を疑う所見がないか、

翌日までつけて、診察を受けて頂き

超音波で胎盤肥厚の所見がないか

確認してから帰っていただいております。

 

現在は、当院出産予定で骨盤位で経腟分娩を

強く希望されている妊婦様に関してのみ

対応させて頂いております。

 

胎盤の位置や羊水の量、

臍帯の位置によってはお断りさせて頂く場合がございます。