ごあいさつ

麻酔科医としての挑戦ブログ(哲弥先生)

2025-01-24 17:40:00

硬膜外麻酔の合併症 Part2

合併症のところを見られて、どのように感じられるかは個人差があると思います。

ホームページは頻度が書いていなかったため、

そこだけみるととても怖いと感じられる方もいるかと思います。

実際の頻度としては、とても低い。

そのため、あまりトレーニングや知識を受けてない施設のところも無痛分娩を開始し始めたところも実際あります。

一番の問題は、カテーテルの血管内迷入やくも膜下腔迷入が起こった時に適切に対応できるかどうかだと思います。

 

いわゆる、鎮静剤をうまく使えるか、

脂肪製剤を使えるか(備蓄があるのか:当院より実績は多いが実際はないところもあります)

気管内挿管はできるのか。

昇圧剤はうまく使い分けれるのかというところです。

また、麻酔カクテルは今どきの方法で

少量分割でしているかどうかというところです。

これらは完全に麻酔科が得意とすることです。

そういった意味でも、泥水をすすって麻酔科でトレーニングして

麻酔科標榜医を得たということは万が一の時の

妊婦さんの安全性に寄与したなと思います。

(逆に麻酔科標榜医がない状態で始めるのはある意味、危険だったなと思います)