ごあいさつ

麻酔科医としての挑戦ブログ(哲弥先生)

2024-12-21 15:34:00

無痛分娩は危険か?? Part2

備えあれば憂いなしというのは

まさに無痛分娩のときにも言えます。

 

想定されることに対する対処ができること。

想定される有害事象をいかに少なく

早期発見できるかどうかということだと思います。

 

そこについての理解など

無痛分娩を管理する医師を始め、

スタッフサイドがどこまでしているか。

そういった事によって安全性に

大変幅があると思います。

 

 

以前に比べると医療も標準化しており、

JALAという団体や各種団体、学会の努力のおかげで

幅は減少しているとは思います。

医療は常に進歩しております。

 

昔から無痛分娩をしている実績ある施設もございますが

どこまでUp dateできているのかが大事で、

現在の主流が一番安全と考えます。

 

 

母体安全のへの提言2023. Vol.14にありますが

初産婦さんの無痛分娩でびっくりするような無痛分娩、

無痛カクテルをかけているところがある

という事実もあります。

 

 

当院は、現時点で

初産婦様の無痛分娩を致しておりませんが

世の中にはビックリするような無痛分娩をかけている

施設がどういう状況であれ存在しているということに

提言の内容(当たり前のことですが、、)を読んだ時には愕然としました。

 

おそらく、他の初産婦さんにも同様の無痛カクテルを

使用していると想像できるため、、、、

妊婦様が安全な無痛分娩を提供する施設に

いかれることを切に願います。