ごあいさつ

麻酔科医としての挑戦ブログ(哲弥先生)

2024-12-20 12:19:00

DPE(dural puncture epidural)に関してPart2

当院でも12月からDPEを行う体制をとっていますが

すこしアレンジされています。

 

まずは信頼性のあるカテーテルというのを確認してから

25Gペンシルポイント針で硬膜穿刺を行う

という方法です。

 

理由としてCSEA針で現在

25Gペンシルポイント針タイプが手に入らないことと、

信頼性のあるカテーテルであれば

万が一帝王切開になった時に、

硬膜外カテーテルから薬液を注入することによって

帝王切開する際に十分な麻酔高を得られる

と考えているからです。

硬膜外麻酔がかかった状態で、

脊椎くも膜下麻酔というのはとても困難である上に

DPEを行った後は、更に困難であると考えるからです。

図2.jpg