ごあいさつ

麻酔科医としての挑戦ブログ(哲弥先生)

2024-04-05 11:26:00

今回は少し難しい話ですPart2

朝、手術室に入ると、まず点滴をとります。

 

基本的に関係スタッフ:

オペ看(手術室専属の看護師)が

点滴をとりますが、

実のところ自分自身で点滴をとりたいと

思っています。

 

 

万が一、点滴が機能しなくなった場合、

前回のお話でお伝えした通り、

麻酔が機能しなくなります。

 

そのため、生命線である点滴を

自分でとりたいと思ってしまいます。

 

最初、オペ看ひとりひとりの腕が分からず、

どきどきしていました。

 

 

点滴がとりやすい血管がありますが、

刺して失敗するとその血管が使えなく

なってしまいます。

 

オペ看の方が積極的に点滴をとってくれていても、

失敗してしまう場合があり、

手術の麻酔の責任者として、

辛い気持ちになってしまいます。

 

 

この点滴の重要性をどれだけ理解して

くれているのだろう・・・

と、やるせない気持ちになるときがあります。

 

 

つづく・・・